CORIMAは1973年フランスにて創業されました。
車や、航空機等の金型を手がけてきたメーカーですが、1988年、世界で初めてカーボンのディスクホイールを製造したところから、自転車部門スタート。
ホイールの性能で名高いCORIMAですが、過去にはフレームの製造も行っており、
ロードフレームであるPUMAや、トラックでは、CONTREAU、Cougerなど、TT、トライアスロンではFOXというモデルのフレームが存在していました。
現在は生産されていないため、現存するフレームは少なく、自転車マニアにとっては知る人ぞ知る手にしてみたい希少価値の高いフレームです。
当初から、ディスクホイールやバトンホイールなどのエアロダイナミクスよりに傾倒しているブランドではありますが、
かつてはカンパニョーロにリムを供給するなど、カーボンを扱う技術が高いことでも知られています。
現在のラインアップで、カーボンスポーク、カーボンハブフランジを採用しているMCCは、ビッグレースでプロも使用し、2014年ロンドンオリンピックでは、アレクサンドル・ヴィノクロフの金メダル獲得、また、アスタナチームにもホイールを供給しています。
非常に高額なハイエンドホイールが多いですが、カーボン技術に裏付けられた性能美に間違いはなく、最強のホイールを製造し続けている強いメーカーです。
直近LOOKに買収されることが発表されています。
LOOKのフレームにCORIMAのホイールが搭載された、最強のコンプリートバイクがパッケージとして世に出回る日も近いでしょう。